
ラフロイグ 1973-1995 22年 43%
シェリーカスク カスクNo.2259 O/T348
ブラックアダー リミテッド・エディション
好みポイント:9.0
カラー:やや濃い琥珀色
香り
ニュートラルな立ち上がり、甘やかで芳醇なトロピカルフルーツ、近づく程に溶け込んだアーシーなピート、非常に柔らかいスモーク
後から、著明にキャラメルマキアート、シナモン、チョコケーキ、甘い樽香、ドライベリー・フィグ、背後にしっかり残るトロピカルフルーツとスモーク
フィニッシュにかけてまたフルーティ、うっすらと甘いタバコ、枯葉
グラスアロマは生キャラメルとフルーティ
味わい
ソフトな口当たり、口内を優しく締め付ける小程度のタンニン、重厚なウッディネス、珈琲のクレマ、熟れて濃いフルーティ、柔らかいアーシーなピート、枯葉とスモーク、余韻はフルーティ&優しいスモーク、余韻は非常に長い、ミディアム〜フルボディ
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ブラックアダーからリリースされた1973年ヴィンテージのラフロイグで、熟成年数は22年です。
その香味について、トップノートからトロけるような南国フルーツの海が広がっており、例え出すとキリがないですが、マンゴーやパイン、グァバ、また黄桃など、全くケミカル感のない自然で綺麗なフルーティでした。
ノージングは、グラスとの距離が遠いほどトロピカルなフルーティ香が強く、近づくにつれて甘いスモークが姿を現します。
また、ミドルノートから開いてくる程よい酸味のドライベリーとイチジクのニュアンスが、フルーティな要素をさらに複雑にします。
加えて開くスイートな樽由来の香りに甘いため息がとまりません。
香りだけで満足できますが、口に含んでみると、口当たりは柔らかいものの、味わいは非常に厚みがあり、安心して全身を委ねられるふくよかなボディを感じました。
フレーバーとしては、まずはビター感やウッディなニュアンスが先行し、追って香りで感じた豊かなフルーティが味わえます。
スモーキーな要素については、ヨード感はあまりなく、私が好む枯れ葉や葉巻のようなニュアンスがあり、味わい深い煙が自身の周りをゆっくりと揺蕩います。
余韻はフルーティとスモーキーが残り、やがてフルーティは消え、柔らかい一本の細い糸のようなスモークフレーバーが未来永劫続くかと期待してしまうほど長く残ります。
各要素の完成度とバランスが大変素晴らしく、うっとりとろける香味に陶酔した一杯でした。