
グレンフィディック 2023年ボトリング 23年 59.4%
リフィルシェリーバット カスクNo.11367
Distillery Exclusive
カラー:濃い琥珀色
香り
重たい立ち上がり、マホガニーチェア、黒蜜、チョコレート、甘苦系スパイス
後からビターオレンジジャム、煮込んだアプリコット、カルディの近く、ダークメープル、レーズンとフィグ
味わい
パワフルなアタック、重厚なウッディネス、黒糖、チョコ、ダークメープル、焦げる前のトースト、クローブとスターアニス、鼻抜けはオレンジジャム、ビタースイートな余韻、余韻の長さは中〜長、フルボディ
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@GlenGollum 様よりいただいた、蒸留所限定のグレンフィディックです。
全体的な印象として、ハイプルーフですがキツいアルコール感や溶剤感、若さは皆無で、格調高く洗練された雰囲気でした。
加えて、極彩のコンテンツがエレガンスを演出しています。
まずは香りについて、トップはスロースタートな印象から、とろりと滴る黒蜜や木材家具様のウッディネス、近年シェリーらしい甘苦系スパイスのニュアンスが立ち上がってきます。
加えて、珈琲豆を直接香ったとき程ではありませんが、ほのかにそういったニュアンスもありました。
まるで、デパートにあるカルディの前を通った時にふわっと香るあの感じです。ここはあえて形容せず素直にそう表現しました。
とりわけ、ミドルから展開するフルーティが推しポイントで、往年のシェリーモルトを思わせる黄色いジャム様のフルーティに加え、レーズンのような黒系果実や、若干の赤系果実(イチジクなど)もあり、非常に複雑です。
飲んでみると、アタックは強いものの刺すような感じはなく、落ち着きがあってまろやかです。
パレートは香り同様のニュアンスに加え、クローブ系スパイスの要素もありました。
私が感じたイメージとしては、2000年代後半ヴィンテージの近年ファークラス(オロロソカスク)の熟成をさらに伸ばしたもののようでした。
熟成年数15年前後の近年ファークラスが20代のちょっと背伸びをした色気だとすると、こちらは30代の大人チックな色気がありました。
この辺りのボトルに、近年の王道系シェリー樽の金脈が眠っているように思った次第です。
とはいえ、リブサルトカスク(南フランスの酒精強化ワイン)やポートカスク(ポルトガルの酒精強化ワイン)を使った熟成など、王道でないものの夢と希望を感じる樽もありますので、これからのシェリーモルト勢力図の変化が一層楽しみになりました。