
ストラスアイラ 1989-2025 35年 51.9%
ホグスヘッド O/T198(国内106本)
信濃屋&ザンジバー 「ジャポニズム」
好みポイント:5.5
カラー:ゴールド
香り
軽やかな立ち上がり、クールなエレガンスと透明感、白葡萄や白桃などの清涼で繊細なフルーティ、ホワイトブーケ、蜜とシロップ、メロウな熟成感
後から、やや粉っぽいモルティ
グラスアロマも同じく清涼なフルーティ
味わい
とろみのあるテクスチャー、パワフルなアタック、ドライ、香り同様の清涼で繊細なフルーティ、ミントなどの爽やかなハーブ、余韻の長さは中程度、ミディアムボディ
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信濃屋&ザンジバーからリリースされた人気シリーズのジャポニズム。
蒸溜所はストラスアイラで熟成年数は35年と長熟です。
長熟ストラスアイラのボトラーリリースは少ない印象であり、期待に胸を膨らませながらノージングしてみると、ふわっと軽やかな立ち上がりから、すぐに夢の世界へと連れていってくれました。
これは、良いウイスキー特有の不思議な体験なのです。
カーテンを開けると、全身が柔らかい陽光に包まれ、静寂と冬の朝の澄んだ空気で心は透明になり、眼前の白いお花が咲く庭では小鳥の囀りと草花が揺れる音だけが聞こえます。
振り返ってみると、テーブルの上にはなんとも贅沢な朝食があり、程よく熟れた白葡萄や白桃のフルーツバスケットに白い薔薇とスイートピーが添えられているのでした…。
具体的な味わいの話に切り替えると、抜栓間もないタイミングということもありドライで硬さがあるものの、清楚で美しいフルーティとフローラル、シロップ感が特徴的でした。
ボトルの経年変化でフルーティはさらに熟れて糖度を増し、メロンや黄桃などの香りに変化しつつ、少し恥ずかしがり屋な香味たちも顔を出し、さらに複雑さを増していくことと思います。
そうなると、個人的な評価指数はさらに伸びていくだろうと感じました。
このボトルが持つ雰囲気について、ニュートラルな気持ちでウイスキーと向き合うため、感想を書き留めた後に公式の紹介文やテイスティングノートを見ましたが、「ホワイトブーケ」や「ミント」、「エレガント」、「透明感」、「澄んだ空気」など、具体的な表現のみならず、抽象的な表現まで一致していたことに大変驚きました。
生まれも育ちも感覚も異なる人を同じ世界に連れていってくれる酒に無限の可能性を感じた素晴らしい一杯でした。