

ジュラ 1988-2013 24年 54.1%
バーボンホグスヘッド カスクNo.755
スリーリバーズ ザ・ソープ
好みポイント:5.5
カラー:やや淡い琥珀色
香り
軽やかな立ち上がり、柔らかく甘やかなアロマキャンドル、こなれたモルティ、スパイスとドライフルーツ
後から、こっくりした甘やかなフルーティ(ストーン〜トロピカル)、煮出しすぎた紅茶、ほろ苦いウッディネス、甘香ばしいカラメル
グラスアロマは華やかで甘やかなアロマキャンドルとこなれたモルティ
味わい
パワフルなアタック、ざらつかせる舌触り、香り同様のアロマキャンドル、こなれたモルティ、ドライフルーツ、煮出しすぎた紅茶、ほろ苦いウッディネス、カラメル、余韻は粉っぽさと甘さと若干のスモーキー、余韻は長い、ミディアムボディ
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側溝の泥によく似た灰色の幼虫
何を信じて這っている
何がお前を動かしている
雨に打たれながら蛹の中で夢をみて
いま 象牙色の美しい羽をゆっくりと広げて
太陽に向かって飛び立った
どうか 私を一人にしないでくれ
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スリーリバーズのザ・ソープシリーズから、1988年ヴィンテージのジュラ(熟成年数24年)です。
ボトル裏を見ると、三河君が首を傾げていました。
きっと、シリーズのコンセプト通り、開けたてから石鹸香が強く飲みづらかったのだろうと想像します。
ところが私の目の前に現れたのは、それはそれは美しい、妖艶な鱗粉を纏った象牙色の蝶でした。
多くの人が飲みづらく感じるであろうソーピーな香りは、アロマキャンドルを思わせる蠱惑的なアロマに姿を変えていたのです。
おそらく、石鹸香は丸みを帯びながら、全体を支えるこなれたモルティネスや、ミドルノートから現れるコクのある甘やかなフルーティ、膨れ上がった香りを繋ぎ止める樽香など、魅力的なフレーバーと奇跡的な融合を果たした結果だと考えます。
マスターに「ジュラの勉強がしたい」と頼んだところ、本ボトルを飲ませていただきました。
このタイミングで提供してくださったマスターの力量に感服するとともに、少し運命的なものを感じたところです。
私もいつかこのジュラのようになれたらと願いながら、最後の一滴まで向き合うことができました。
醜いものでも、美しいものに変化できると証明してくれた本ボトルを生涯忘れることはないでしょう。