7.5 クライヌリッシュ

クライヌリッシュ 12年 エドワード・ジャッコーネ向け

クライヌリッシュ 1960年代蒸留-1970年代ボトリング 12年 56.9% OB
エドワード・ジャッコーネ向け

好みポイント:7.5

カラー:淡いゴールド

香り
枯れたオレンジ、薄く蜜蝋、ナッティなオイル、カシューナッツ、飾り気のない素朴で滋味深いモルティ
後から少しずつ甘い香りが開いてくる、ドライパイナップル、ドライアプリコット、アーシーなピート
さらに後から少しの陶酔感を伴う華やかさと甘さが開く、ドライフルーツの甘味、枯れた古酒感、薄くキャラメルとミルクキャンディー
グラスアロマにはドライフルーツのジューシーな酸味と甘味がパワフルに残る

味わい
割とさらりとしたテクスチャー、力強いアルコールの刺激、麦芽とピートの太い骨格を感じる、ボリュームのある飲み応え、黄色や橙色の華やかさが口を覆う、豊かな旨味と甘味があるモルティ、ドライアプリコット、ドライオレンジ、余韻は香り高い麦芽感で長さは中〜長、ミディアムボディ

イタリアの伝説的なコレクターであるエドワード・ジャッコーネと、同氏が営んでいたBarウイスキーテカ向けのクライヌリッシュOB。熟成年数は12年です。

1970年代ボトリングということで、リリースから約半世紀が経過したタイミングでいただくこととなりましたが、ハイプルーフ(56.9%)ということもあり、衰えを知らないパワフルな味わいでした。

全体的な香味の特徴としては、トップノートから一貫して素朴で滋味深いモルティとアーシーなピートが骨格を担っており、その中にドライで明るいイメージのフルーツ(オレンジ、アプリコット、パインなど)が華やかに盛り付けられている印象です。

加えて、香ばしくローストされたナッティなニュアンスがしっかりと現れており、とりわけナッツ類の中でもカシューナッツっぽさが色濃く出ていると感じたところです。

また、時間経過で華やかさをキープしつつ自然な甘さが開いてくるのも特徴的でした。

おそらく飲み手の多くがクライヌリッシュに期待するワクシーな要素については、そこまでの主張を感じられず、うっすらと拾うことができる程度でした。

伝説的なボトルを良い状態で飲めたことに、ただただ感謝です。

クライヌリッシュ好きの方は、機会があれば是非味わってみていただきたい一本です。

-7.5, クライヌリッシュ