
ベンネヴィス 1996-2016 19年 50.2%
シェリーカスク
アートワーク スリーリバーズ&オールドアライアンス
好みポイント:6.5
カラー:ヘンナ
香り
完熟フルーツ、桃や林檎のコンポート、シナモン、落ち着くウッディネス、糊、和紙、後からバナナなどの南国フルーツの厚みのある甘さ、ドライオレンジ、最後にしっかりメープルシロップ
グラスアロマは香ばしいトーストとチョコレート
味わい
香り同様にフルーツコンポート、上質な酸味、レーズン、ミルクチョコレート、シェリーの厚み、フルーティで甘やかな余韻、ミディアム〜フルボディ
当たり年と言われる1996ヴィンテージのなかでも、トップクラスに美味しかったです。
香りはじめから非常に多彩で、とてもアロマティックかつトロトロに煮込まれたフルーツコンポートの甘さに加えて、ゆったり落ち着けるウッディネスとシェリー香、シナモンのスパイス。
さらに、嫌味にならない程度にベンネヴィスらしいのっぺりとした紙や糊っぽさも見当たります。
香りだけでも十分に酔いしれそうですが、飲んでみると、香り同様の濃厚なフルーティとともに、樽由来のレーズン、チョコレートなどのコクのある甘味が身体を満たしていきます。
香りは後から、96ヴィンテージに期待する厚みのある甘さのトロピカルフルーツ香や、香ばしいメープルシロップ、甘さをキュッと引き締めるドライオレンジの爽やかさなど、様々な香りが重なりあい非常に複雑です。
最後に、トーストやナッツのような香ばしさとチョコレートの甘さが開き、フィニッシュです。
さて、個人的な感じ方の話になりますが、フルーツコンポートや厚みのあるトロピカルフルーツなど、濃縮的な甘さのあるフルーティを身に纏ったウイスキーは、うっとりする味わいがある一方で、樽由来と思われる「溶剤感」を拾ってしまうことが多くあります。
しかし、本ボトルの熟成期間はそこまで長くないこともあってか、そういったネガティブな要素の主張がなかったことが好みポイントを押し上げる材料となりました。
絶品のフルーティさに上質なシェリー感、蒸留所独特の個性も味わえる大変良いボトルでした。