
グレンオード 2012-2023 10年 59%
1st fill バーボンバレル カスクNo.800272 O/T227
シグナトリー for ウイスキーフープ
好みポイント:4.0
カラー:淡いゴールド
香り
軽やかな立ち上がり、粉っぽくもっさりした麦芽香、燻したウッドチップ、グレープフルーツ、レモンキャンディー、ややビターオレンジ、若くツンとくるアルコール感とまだ青い若草
後から素朴なパンと柑橘ゼリー、ベルガモット、たっぷりの蜂蜜、甘いオーク
グラスアロマは凝縮感のある柑橘と蜂蜜
味わい
重ための口当たり、表記度数より柔らかく感じるアタック、非常にパワーがあり味わいには厚みがある、凝縮感のある柑橘フルーティ、やや白胡椒、鼻抜けには蜂蜜とプレーンなオーク感もある、余韻は凝縮感のある柑橘フレーバーが残る、余韻の長さは中程度、ライトボディ
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ウイスキーフープよりリリースされたシグナトリーのグレンオード10年です。
パワフルで充実感のある一杯でした。
まず香りの立ち上りについては、遠くの位置からでもハッキリと香りが届きながらも非常に重量感(凝縮感)があり、この段階から力強さを感じることができます。
トップは、若く荒いモルティネスとウッディネスが屋台骨となり、フレッシュというよりはドライやジャムのような凝縮感のあるビターな柑橘系フルーティが彩ります。
ミドルノート以降、フルーティは甘やかさを増していきます。
時間が経過しても香り立ちがヘタることはなく、むしろグラス内で香り成分が溜まり充実感が増します。
(鼻を近づけると、ズドン!と香る感じです)
飲んでみると、味わいは驚くほど厚みがあり、度数の高さもあってボディはとてもふくよかです。
度数は60%弱あるものの、味わいの豊かさがトゲトゲしたアルコール感を感じさせません。
また、若いながら整った出来栄えと濃い味わいにより、ドライなニュアンスはなく、ライトな香味構成にしては余韻が長く続きます。
柑橘香だけを切り取って類似ボトルを探してみると、モルトヤマPBのリンクウッド 2011 12年 バレル 58.3% / キングスバリーのニュアンスと近しいものを感じました。
近年の高品質なバーボンバレルはこうした風味が出るのかもしれません。
ただし、リンクウッドのキラキラしたシティガールのような華やかさはなく、オードはその麦芽感から田舎町の素朴な少女のような雰囲気がありました。
その飾り気のない姿が愛すべきポイントでもあります。
現行の、ありのままのグレンオードを知るにうってつけのボトルだと思ったところです。