
ボウモア 1968-2006 37年 43.1%
カスクNo.1433
ダンカンテイラー
好みポイント:7.5
カラー:淡い琥珀色
香り
ドライマンゴー、ドライアプリコット、柔らかく甘やかなメープル、香ばしいウッディネス、薄く土っぽさと汗を拭ったタオルや湿った木材のようなピート香、甘いタバコ、赤系果実
後からドライパイナップル、レモンやシトラスの爽やかさ、枯れたグレープフルーツ
味わい
濃縮されたフルーティ、ドライフルーツのジューシー感、鼻腔いっぱいに黄色いフルーツとウッディネス、そのまま余韻まで続く、ミディアムボディ
恥の多い生涯を送ってきました。
お星様の引き立て役B。影のような人生です。
そんな私は #ウイコネ に影響を受けるとともに、私が死んでもウイスキーを飲んで感じた記憶だけは生き続けてほしいと願い、おこがましくも、書き溜めたテイスティングノートをSNSに投稿しています。
誰かの為になる記録を残すべきところですが、たった一杯の酒から、恥ずべき変態妄想と執筆がとまらなかった挙句、それを投稿するという暴挙をお許しください。
伝説のフルーティフレーバーとして名高い60年代のボウモア。
そのチャーミングなフルーツ香から、誰からも好かれる人生イージーモード確定申告の天使様、汚れを知らない純白の美少女を連想してしまいました。
そんな完全無欠の可憐な容姿からは想像もつかないような、陰湿で芳醇な汗の香り(ピート香)がするのです。
絶対に手の届かない存在でありながら、自分と同じ動物であることを確信してしまう、絶望と希望の香り。
それだけではありません。
優美なワンピースから、僅かにキャスター(甘い香りのタバコ)の香りがするのです。
誰にもバレてないと純真無垢な笑顔を振り撒く姿。その影に潜む悪い男の不敵な笑み。
俺でなきゃ見逃しちゃうね。
真っ白なキャンバスが野蛮な色で埋め尽くされている可能性に絶望絶句しつつ、想像が止まらない情けなさに襲われ、眠れない日々が続く…。
そんな味わいでした。
暴力と賭博の街で静かに暮らす男、えいたそ。
娘に残してやれるのは、何の役にも立たない恥晒しの感想文だけ。
あぁ。
人間失格です。